スナップといえば渋谷

 横木安良夫さんがblogで「スナップ写真の是非」について何度となく考察されている。結局は、肖像権と表現の自由のバランス感覚というところに落ち着くようだ。私自身が街でシャッターを押すとき、果たしてそんなことを思っているかというと、そんなことは微塵もなくって、心に閃く光景に出会った瞬間に押しているのが現実だ。我々のようなアマチュアの写真が肖像権問題に直面するのは、撮られた人が、押されたシャッターから不純な動機を感じた時なんじゃなかろうか。そういう点で、ノーファインダーは撮影法のひとつだとは思うが、原則的に不純な動機からの行為と区別が付かない点で勧められたもんじゃないだろう。私自身は、高梨豊さんにあやかって「2回」見ながら、撮影者である自分を主張することにしている。

Minolta α-7 + AF 50mm/F1.7
Fuji SuperPRESTO1600@1600, T-MAX(1:4)/5'/22C