2006-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ハービー山口さんの写真展

ハービー山口さんの同時多発的写真展のうちの主要な3つが終わりました(今日最終日のものが2つ)。 私は中野と神楽坂の3つをまわりました。大きく引き伸ばされたオリジナルプリントは、インパクトが強く、すばらしかったです。 また、次回を楽しみしてい…

渋谷で出会った冬眠前の大熊と東京エロスとネガカラー

昨夜、ブックファースト渋谷店の写真コーナーで写真集を12−3冊まとめ買いをしている男性に出会いました。閉店間際だったのか、忙しく動き回って、荒々しく見繕っていました。がたいが大きいこともあって、冬眠前に餌をかき集めているクマを連想してしまいま…

東京ちょっと漂流(その9):これでおしまい

現代の日本について、ちょっと考えながら歩いた旅はひとまずこれでおしまい。 臭いさえなければ、晴れた朝は、結構イケテル芝浦です。 芝浦 2006/8/31 Leica M3 + Zummicron-M 50mm/F2 Fuji PRESTO400@400

東京ちょっと漂流(その8):芝浦ビルヂングズ

下町情緒のある街並みとは対照的な、高層ビル街。このビル街のどこかで「東京漂流」は書かれたはずだ。ベルギーでアラーキーの写真展に、正確には、街頭広告(?)に抗議して、火炎瓶が投げられたというニュースが報じられている。子供の健全な教育によろしくな…

東京ちょっと漂流(その7):今朝の地下鉄での一件

ラッシュのピークを過ぎて、立っている人もまばらになってきた車内。ドアの横には日に焼けた男子大学生が二人テニスラケットを持って立っていた。 突然、脇のシルバーシートの老女が、彼らに話しかけた。 「くつの紐がほどけてるよ。」 ぽか〜んとした、大学…

東京ちょっと漂流(その6):「彼岸」と「此岸」

秋のお彼岸が終わりました。今年は、いつもよりも彼岸花を多く見かけるような気がします。気のせいでしょうか? 芝浦から海を隔てて見えるのは、お台場だけではありません。もっと近くには、晴海が見えます。 今度は晴海に行ってみようと思いました。 向こう…

ニンギョウチョウはニンジョウチョウ

引き続き、癒し系で行ってみましょう。 人情の街・人形町です。タイトルはアラーキーのマネをして親父ギャグってみました。 アラーキーというと最近文庫本が出ました。「すべての女は美しい」(大和書房)です。5年前に出た単行本の文庫化なのですが、単行本は…

中野の朝

漂流は一息入れて、今日は爽やかな中野の朝の情景です。 中野には東京工芸大学あります。地下鉄丸ノ内線の中野坂上駅から徒歩7分の路地の中です。立派なギャラリーを持っていて有名どころの写真展を頻繁にやってくれます。現在は、高梨豊さんの『初國 pre-la…

東京ちょっと漂流(その5):「殺生」と「慈悲」

坂東眞砂子さんの「猫問題」に対する藤原新也さんの見解が述べられた「メトロ・ミニッツ」を手に入れました。 「殺生」と「慈悲」という相矛盾した苦しみの中で、死の苦しみを自分の努力で軽減してやることが最善の選択だとすれば、坂東さんの行為はそれを欠…

東京ちょっと漂流(その4):廃墟彷徨?

今日の東京は久しぶりにカラッと晴れ渡りました。日差しの強さとは裏腹に、風は涼しい秋の風です。 今日は大手カメラ雑誌の発売日です。今月の目玉はデジタルライカM8でしょう。特集記事が組まれていました。すっかり進化したスペックになっているようです。…

東京ちょっと漂流(その3):文字通りの臭いモノ

芝浦の中心(町名は港南)には「下水処理センター」と「汚泥処理場」があって、東京都の下水が集積しています。圧巻は、その上に造られた「芝浦中央公園」でしょう。ここには4面の テニスコートのほか、ゲートボールなどを楽しめる運動場もあり、強烈な臭気…

東京ちょっと漂流(その2):フェンサー

フェンス越しに、見えたものは? っていう五景。 最も社会派的には「芝浦から見たお台場」で、最も庶民派的には「野球場」でしょうか。フェンスにからみつく朝顔もまた印象的でした。 芝浦 2006/8/22 Leica M3 + Zummicron-M 50mm/F2 Fuji PRESTO400@400

東京ちょっと漂流(その1):「それを言っちゃぁ、おしまい」

藤原新也さんが、坂東眞砂子さんの「猫問題」に関してHPでコメントされている。アジアの旅を通して「生と死」を見つめてきた藤原さんのことだから肯定的だろうと思っていたら、半ば肯定的、半ば否定的な見解に見えた(今月20日以降にならないと正確なところ…

ハービー山口さんの「未来に残したい風景」

中野と神楽坂でハービー山口さんの写真展がひらかれています。ハービーさんのファンのひとりとして、先日、雨にもめげず、中野のギャラリーへ行ってきました。 今回の写真展はヨーロッパを久振りに訪れたハービーさんの新作です。人間を全面に表現してこられ…

銀座で、ドーダイ:「昼の学校 夜の学校」(森山大道著)

森山大道氏の写真は共鳴し難いのだけれど、著作の方には共鳴する点が多々あります。それは、ストリートスナップをする者にとっての共通の意識だからかもしれません。思想が同じでも、人と成りは違うわけですから、アウトプットである表現は多様です。 大道氏…

森山大道「25時 shinjuku 1973」

すでに一ヵ月半前になるけれど、森山大道氏の古い映像展を観に、清澄にあるタカ・イシイギャラリーへ行ってきました。大道氏の「アレ・ブレ・ボケ」は、私には共鳴し難い世界ではあり、これまで氏の写真展へは行ったことはありませんでしたが、今回は映像展…

αで撮るケンブリッジ(その8)

「αで撮るケンブリッジ」の最後は、個人的な名所の落穂拾いです。 これらの写真を撮ってから2年が過ぎました。今度訪れるのはいったいいつになるのやら。 Cambridge 2004/8/29 Minolta α-sweetII + Sigma 28-70mm/F2.8-4 Kodak HighColor100@100

αで撮るケンブリッジ(その7)

ケンブリッジでも路地裏は魅力的です。今日は、そんな街角スナップの落穂拾いをしてみます。はてなフォトライフの無料容量が大幅に増えました。そこで、今日からは、ALT-Rへの複数登録に加えて、「今日の一枚」をフォトライフへ再び登録をすることにします。…

αで撮るケンブリッジ(その6)

ケンブリッジといえば、ケム川でのパント(punt)もはずせません。公園の池でのボート遊びにも似ているのですが、根本的に違うのは、漕いでいるのではなく、押しているのだということ。だから、少女でも操れるのでしょう。ケム川下流にあるオーチャード・ガー…

αで撮るケンブリッジ(その5)

ケンブリッジ観光といえば、カレッジめぐりでしょう。現在31個あるカレッジの中でもっとも古いものが1284年創立のPeterhouse Collegeで、もっとも新しいものが1979年創立のRobinson Collegeなのだそうです。有名どころは、King's CollegeとTrinity Collegeで…

アナログ写真の寿命

中三日のご無沙汰でした。ケンブリッジのシリーズは一息入れて、今日は新宿です。 最近、フジからショッキングな告知があったことを、新島さんのブログで知りました。現像関係の試薬類の販売終了です。まだ、半年の寿命があるものの、アナログ写真の終焉が迫…

αで撮るケンブリッジ(その4)

季節によって日本の自然は色を変えます。世界中どこだってそうです。飛行機から見える山や林の色は、季節を感じさせてくれます。 初冬のヨーロッパ大陸の北部の平原は茶色になります。春小麦の収穫が終わったところだから。ところが、フランスやオランダから…