21mm事始

五反田

田中長徳氏の本の影響ではないのですが、今年は年頭から広角レンズに挑戦しています。私の持っているライカマウントの広角レンズは35mmが2本と21mmが1本です。35mmは広角と言っても、標準50mmの延長のようなところがありますから、意識的には50mmといっしょです。一方、21mmは根本的に異なるレンズです。今年は21mmを多用していこうと考えています。
私の21mmはアベノンという、90年代に作られた純国産レンズです。明るさと値段から、そういう選択になったわけです。これまでに2回使用したことがありましたが、あまり良い印象はありませんでした。フレアが多いというのがその理由です。ただし、撮影方法や技術はその当時よりも向上しているような気がしているので、気分も新たに使っていこうというところです。
21mmという焦点距離だと開放のf2.8でさえ距離3.5mに合わせておけば2〜10mの被写界深度を得られ、普通にスナップする際にはピントを合わせる必要を感じません。当然、f8にでも絞れば1m以上離れた被写体全てにピントが合ってしまうことになります。どんな写真になるのか興味深々です。
この日は、五反田から品川へと歩いてみました。すべてパンフォーカスで撮りましたが、思いの外まともな写りをしていて一安心。これからドンドン使っていきます。


五反田 2006/1/13
Leica M3 + Avenon 21mm/F2.8
Fuji PRESTO400@400, Microfine