αといえば7、スナップといえば渋谷18

渋谷

高嶺の花だったミノルタα-7が手の届く値段でショーケースに並んでるのを見つけたのは、この写真を撮る1週間前でした。どこから見ても新品なのですが、メーカー放出品と呼ばれるもので、安い代わりに保証無しでした。もちろん買いには違いありません。それでも、当時持っていた2台のα-SweetIILとタムロンのズームレンズを下取にして、ようやく購入を決断できました。その後すぐ、縦用グリップのVC-7まで買って、夜、昼となく、バシャ、バシャやっていました。
ところが、憧れていたα-7なのに、2週間後にはFM3Aに戻って行き、結局1ヶ月後には手放してしまいました。α-7のようなハイテク機器は、私には無用の長物だったということです。私が撮るような夜の街では高度なAFやAEもほとんど役に立ちませんでしたし、1秒4コマの連射機能も必要ありませんでした。
短い付き合いでしたが、それでもフィルム17本を撮影しています。その初期の頃は、この写真のようにズームばかりで撮っていました。


渋谷 2004/10/29
Minolta α-7 + AF 70-210mm/F3.5-4.5
Kodak T-MAX3200@3200, TMAX(1:4)