ブレッソンだけでもう満腹:夜の新宿(その8)

新宿

天保山サントリーミュージアムで、今日から始まった「アンリ・カルティエ=ブレッソン展」に行ってきました。自選コレクション全411点で、しかも、ビデオ付きです。これだけの枚数が揃い、しかも、ブレッソンの写真ですから見逃すわけにはいきません。このためだけに、東京からのこのこと出かけたわけです。
内容は、当然ながらほとんどがストリートスナップです。でも、風景写真も一部あって新鮮な印象でした。また、これだけの量があると年齢に伴う写真の変化も見えて来て興味深かったです。ブレッソンが何を考えてシャッターをきったかが、多少なりとも分かってきました。例によって、一通り見た後、もう一度見直したら、内容の濃さに消化不良で胃がもたれてしまいました。結局、2時間ほど居たことになります。
写真展は5階から始まって4階まで続くのですが、途中の休憩所からの見える夕日もまたすばらしかったです。思わずライカを取り出して撮ってしまいました。
今日のお客さんは、ほとんどが若い男女で、写真家を志しているように見える人たちが多かったです。会場から出ると、カバンから一眼レフを取り出して、海や建物を撮り始めていましたから。私も天保山周辺でフィルム3本半を撮って来ました。
今日の写真は、ニコンFM3Aで初めて新宿の夜を撮ったときの写真です。一種の群集写真になってしまいました。初心に帰って、また、街に出かけたいと思います。


新宿 2004/9/17
Nikon FM3A + Ai 50mm/F1.4
Fuji SuperPRESTO1600@1600, Yodobashi