上洛!(その1):「そうだ 京都、行こう。」[JR東海]

大徳寺

今週、一昨年の12月以来の上洛を果たしました。23日夕方に入京し、26日夜までの丸3日間に、春から初夏に向かう京都を満喫できました。
今回の旅では、カメラは、ライカM3だけを持っていきました。ローライコードで撮れば栄える被写体が京都には満ち溢れていることを分かっていましたが、スクエアフォーマットと解像度に依存してしまうことを嫌って、ライカM3だけで勝負することにしました。
レンズは、ズミクロン50mm、アベノン21mm、へクトール135mmの3本に絞りました。結局のところ、へクトールは出番がなく、ほとんどをズミクロンで撮っていました。へクトール135mmの「美」と「調和」を無視した長さが、いつだって装着するのを躊躇させてしまいます。ニコンのMFレンズの135mmも同様の傾向がありますが、へクトールの場合は、一段と細いため、その傾向がより強いように思えます。
フィルムは、モノクロネガとしてPRESTO400を4本、Acros100を3本、SuperPRESTO1600を3本、カラーポジとしてHighColor100を1本の計11本を持参しました。予想外の消費ペースのため途中で使いきったので、PRESTO400の3本パックを買い足しました。正味3日間で14本の撮影はかなり多い方です。京都の街のもつ魅力でしょうか。


さて、「上洛!」の第一弾は、現像から早く上がってきたカラーポジの写真で行ってみます。カラーポジを何時使うかというのが今回の課題のひとつでしたが、結局、ピンときたのが大徳寺です。大徳寺にとっては今は不本意な季節なような気がして同情もしますが、とにかく全てカラーで撮らせていただきました。


大徳寺 2006/4/24
Leica M3 + Summicron-M 50mm/F2
Kodak HighColor100@100

PS. 織田信長、石田光成、千利休細川忠興ガラシャ夫人らが一堂に会しているのは、「大徳寺」です。ここに彼らの墓があります。