αで撮るケンブリッジ(その3)

KuritaKeiichi2006-08-31

以前住んでいた家を訪ねました。およそ100年前のトレンドだったエドワーディアン(Edwardian)というスタイルの長屋(Terraced House)です。申し訳程度の前庭と芝生の裏庭がありました。赤だったドアは緑色に塗り替えられていました。この並びに住む人のほとんどは労働者階級(Working Class)に属していて、労働者階級であることの誇りと温かい人情がありました。東京の下町の雰囲気です。
エッセイストの、いや、数学者の藤原正彦氏がかつて住んでいたのはこの近所で、120年ほど前のヴィクトリアン(Victorian)というスタイルの2軒長屋(Semidetouched House)です。
築50年くらいの家をNew Houseと呼ぶケンブリッジの住人には、京都人と共通した意識(「先の戦(いくさ)」=「応仁の乱」)を感じます。


Cambridge 2004/8/29
Minolta α-sweetII + Sigma 28-70mm/F2.8-4
Kodak HG100@100