真のM3に触れる

浅草

今朝「銀一」へ行ってきました。きちんと整備されたM3がどんなものかを知ることができました。だてに20万円も30万円もしていないということがよくわかりました。33万円のものは非の打ち所が無いと言っても過言ではないでしょう。比較のために24万円までの整備済みM3を5台と委託品の12万円のものを触らせていただきました。外観の僅かなキズの有無だけでも10万円程度の差がつくようですが、一番の違いは、よく言われるようにシャッター音と、それにも増して巻き上げレバーの滑らかさにあるようでした。委託品と整備品とは、明らかに操作感が違っていました。委託品を整備すると10万円はかかるらしいので、整備品が20万円以上もするのは、高すぎるということはないようです。認識を新たにした次第です。

私の約10万円のM3はというと、12万円のものと操作感は近かったです。外観の汚れが2万円の差なのでしょうか。そういう意味では、適正価格だったと言えるでしょう。だからと言って、私のM3に何か不満があるわけではありませんし、33万円のものと23万円の差だけの操作感の違いがあるとは思いません。23万円をフィルムやレンズに使った方が有意義だというのが、私の価値観です。


話は変わりますが、横木安良夫さんのblogによれば、どうやら背中には肖像権が無いらしいのですね。そんなわけで、私にしては珍しく、背中モノを3枚掲載しました。


浅草 2005/6/26
Leica M3 + Summicron 50mm/F2
Fuji Acros100@100, Microfine