「広大な無意識の領域」を撮る

西新宿

田中長徳氏が近著「ツァイス紀行」(エイ文庫)で、マンハッタンのスナップをする際の焦点距離について論じています。昔は35mmレンズ、今はもっと広角でなければならない。25mmか21mmか、それが問題だ、と。なぜなら、「広大な無意識の領域」にまで街が拡大しているから。
東京も、特に、西新宿などは、マンハッタンと同じことが言えるのではないでしょうか。かつて、ニコンFM3Aを使っていたときには、西新宿の撮影のためにコシナの24mmを買いました。ライカにはアベノン21mmを揃えました。
画角の面白さを超えた何かを表現したいものです。


西新宿 2006/1/19
Leica M3 + Avenon 21mm/F2.8
Fuji PRESTO400@400, Microfine