江東区東陽

KuritaKeiichi2006-06-21

たそがれ時の「木場」付近、町名は「東陽」です。このあたりは江戸時代に埋め立てられた地域だそうで、町名にも「砂」を含む土地が目立ちます。開拓の歴史は古いものの、江戸時代には木材問屋や農地が占めていたようで、今のような住宅地になったのは比較的最近のこと。谷中や根津あたりの人情や風情を求めてはいけませんが、どことなくおおらかな雰囲気がありました。
最近は、ヒトのスナップを撮るときの間合いが長くなっています。たいてい5mないし10mというところです。背景もいっしょに写し込もうとしているからかもしれませんが、腰が引けているのかもしれません。今一歩引き付けきれていない感じがしています。もちろん、近づきさえすれば、そして、アップで撮りさえすればいいとは思っていません。でも、自分の気持ちに忠実な間合いで撮るべきですよね。


東陽 2006/6/17
Leica M3 + Zummicron-M 50mm/F2
Fuji SuperPRESTO1600@1600