銀座で、ドーダイ:「昼の学校 夜の学校」(森山大道著)

森山大道氏の写真は共鳴し難いのだけれど、著作の方には共鳴する点が多々あります。それは、ストリートスナップをする者にとっての共通の意識だからかもしれません。思想が同じでも、人と成りは違うわけですから、アウトプットである表現は多様です。
大道氏の近著「昼の学校 夜の学校」を最近読みました。
胡散臭い街への抑えきれない欲望を、見つけ、対象化できることが、写真に惹かれる最大の理由だと語られています。大量に撮ることにより、初めてその街と自己との関係が顕在化してゆくのだそうです。なぜストリートへ出るのか? 大道氏には明解な答えがあります。
さて、そんな大道氏の影響もあって、私の場合は、久々に夜の銀座へスナップショットを撮りに出かけました。
「アレない・ブレない・ボケない」写真を心がけて・・・


銀座 2006/9/4
Leica M3 + Zummicron-M 50mm/F2
Fuji SuperPRESTO1600@1600