上諏訪 #28

東京大学創立130周年記念事業「本郷零時3分」展 -写真家と学生のダイアログから-
10月22日(月)からはじまったこの企画に今夜出かけてきました。週末は夜9時まで開催されているとのことで、夜の東大構内を散策するという興味もあったからです。日曜日の夜の大学は閑散としていて、警備員にすれ違うのが関の山でした。会場に着いたのは8時45分です。2人の学生さんがいて、相手をしてくれました。
「本郷零時3分」とは、「本郷=東大・本郷キャンパス、零時=深夜、3分=3分露光」ということだそうで、決して「00:03」のことではないとのこと。今年の5月から7月頃まで撮りためた300枚から22枚を、授業の一環として、セレクトしていったのだそうです。別室では、選に漏れた一部と、東大とは無関係の東京の夜景のスライドが上映されていました。
長時間露光で撮った夜の世界は、非現実的で妖しい美しさにあふれていました。内山英明さんの『JAPAN UNDERGROUND』や松本コウシさんの『眠らない風景』などとも共通する表現でしょう。夜の世界の誘惑を感じました。
帰ってからWEBを見ていたら、会場でお相手してくださった学生さんが、写真家・広川智基さんだったことに気がつきました。そうか、そういえば、東大とは無関係のスライドの写真のことを、「昔撮った写真」とおっしゃってましたっけ。



上諏訪 2007/8/7
Leica M3 + Zummicron-M 50mm/F2
Fuji PRESTO400@400