6群7枚から4群6枚へ

四谷

曇り空の昼下がり、ライカにズミクロンを付けて祐天寺から西小山までスナップしました。最初は調子が良かった絞りリングですが、寒かったせいでしょうか、また、動きが悪くなってきました。気になりだすと撮影に集中できません。昨日、オーバーホールのことを書きましたが、いっそバヨネットマウント(M型)に買い換えようかという気になりました。私の持っているレンズは全てライカマウント(L型)のものですので、もし買うなら初めてのM型です。「思い立ったら吉日」とばかりに、スナップを切り上げ、WEBであちこちのカメラ屋の在庫を調べました。結局、下取の条件が良く、ズミクロンの在庫が多そうだったのでフジヤカメラに決め、早速出かけました。
第一世代の6群7枚のレンズの写りに満足していますから、M型でも同等のものを、とも考えたのですが、状態の良いものが無かったのと、70cmまで寄れる魅力に負けて、第三世代の4群6枚のレンズを買うことにしました。正直なところ、第二世代のレンズの評判が良かったので、それにしたかったのですが、在庫がありませんでした。買ったレンズは、1987年製で、現行品のひとつ前のタイプらしいです。内田ユキオさんによれば、レンズの味には乏しいけれど、よりシャープなレンズで、「仕事のできる相棒」ということですから、写りを楽しみにしています。
LMアダプターを介さず直接ライカに付けると、50mmのフレームだけになりました。
今、新しい何かが始まる予感がします。


四谷 2005/10/22
Leica M3 + Summicron 50mm/F2
Fuji Acros100@100, SPD(1:1)
P.S.沈胴L型のズミクロンでは、今日のスナップも含めると110本撮っていました。写真の面白さを教えてくれたこのレンズに感謝です。