上洛!(その10):一乗寺

KuritaKeiichi2006-05-13

軽薄な写真ばかりの沖縄シリーズは一息入れて、今日は「上洛!」にもどってみます。
戦国末の剣豪・宮本武蔵は「五輪書」の初めの方で剣術上達のための心得を述べています。その中に、剣術ばかりやっていてもだめだというくだりがあります。剣術以外のことにも広く通じよ、と。彼は、狭量を戒め、活用できることは何でも、たとえ他分野からでも、取り入るべきだとの信念を持っていたようでした。巌流島での佐々木小次郎との決戦で櫂を削って武器にしたのは有名ですし、ここ一乗寺下がり松での吉岡一門との決闘でも、勝つためにはあらゆる手段を講じたことが知られています。
五輪書」は、ビジネスのテキストとしても高く評価されているようですが、写真道にも当てはまるようです。


一乗寺下がり松 2006/4/25
Leica M3 + Avenon 21mm/F2.8
Fuji PRESTO400@400