南千住一丁目:なぞのオーラに圧倒される

KuritaKeiichi2006-06-17

職人町、南千住一丁目を歩きました。この街の生活の基盤は都電三ノ輪橋駅を中心として十字に伸びる商店街でしょうか。職人町だけあって、小売商店と並んで、○○屋という現にそこでモノを作っている店も目に付きます。店先に木片が組み上げられていると思ったら桶屋でした。
商店街の左右には車が入れないほどの細い路地が伸びています。とりわけ都電の線路の南側はアリの巣のようです。どの家の前にも植木が並びます。そのために通路はことさら狭くなっています。ひとつひとつの家からというよりは、路地全体から独特の生活臭を強烈に感じます。いつもなら懐かしく感じるはずのその臭気に、今日は、くらくらっ、と来て、シャッターを切る気力さえも失っていまさいた。この街のもつオーラなのでしょうか。
オーラの境界まで離れると、かろうじて写真を撮る余裕ができました。こんなに消耗したのは初めてです。全てに勝手が違っていました。


南千住 2006/6/1
Leica M3 + Zummicron-M 50mm/F2
Fuji PRESTO400@400