東京は、雨

KuritaKeiichi2006-06-16

先週末に東京は梅雨に入りました。それでも、晴れたり曇ったりの日がそこそこ続きましたが、昨日からは本格的な雨です。こんな日には、ローライコードをぶら下げて、ギャラリーめぐりなんてのがよろしいようです。
というわけで、今週は、銀座エリアの写真展をいくつか見てきました。京橋のPUNCTUMの在本彌生さん「MAGICAL TRANSIT DAYS」、数寄屋橋コダックフォトサロンの戎谷康宏さん「Father's Day」とスタジオスタッフのためのチャレンジフォトコンテスト入賞作品展です。
在本さんのは写真もさることがら展示もまた雑然としていて、「よう、わからん」って感じでした。その不思議さが良い(satobo氏談)らしいのですが、私はついていけません。DMの写真が、一番インパクトが高かったのですが、そういう緊張感のある写真が続くわけでもなく、「サビ」以外は聴くにたえないCM曲を思い出してしましました。
それに対して、スタジオスタッフの方々のコンテストの方は、思い入れが激しく、表現のための表現ってところが見え見えで、今度は、天下一品のこってりラーメンのような濃さで食傷気味でした。
やっぱり写真はストレートに表現しなくっちゃね。というわけで、正統派路線の戎谷さんです。身内の写真という反則技は見なかったことにすれば、静かで深い父子孫の間の絆がしっかりと伝わってきます。でも、こういう必殺技は後にも先にもこれっきりってところがあるので、戎谷さんがこれからどういう展開をされるのか興味があります。
やっぱ、写真には、「愛」がなくっちゃいけません。


池袋 2006/6/9
Rolleicord Vb (Xenar 75mm/F3.5)
Fuji PRESTO400@400