個人情報保護法に直面する

KuritaKeiichi2006-07-09

ここ数日は雨でなくてもローライコードばかりを持ち歩いています。昨日は、日中の渋谷東急東横店屋上へ出かけてきました。デパートの屋上からの眺望を撮りたい衝動に駆られたからです。残念ながら、高いフェンスにかなり内側で囲みこまれていて1枚も撮れませんでした。ここの屋上はスポーツクラブのサッカーコートにもなっていて、子供たちを中心にゲームをやっていました。何も撮らずに帰るのは写真魂が許しませんから、構図は得られないまでも記録だけでもとタイミングを計っていると、手前にボール遥か遠方にプレイヤーたちといった定番構図ができたので1枚撮っておきました。
ところが、関係者に「個人情報保護法」を立てに抗議を受けるはめになってしまいました。撮った写真を見せろと言われても、デジカメでないしなあ。沢山撮ったと疑われているようだしねえ。個人が特定できるような写真の公開はしないというお約束で収めてもらいましたが、虚を突かれた感じでした。私は大概「お目こぼし」をもらっている口なんで、こんなに無承諾写真を撮らせていただいても、撮影であからさまな抗議を受けることはまずありませんでしたから。私の記憶が確かなら、これが2回目です。1回目は夜の歌舞伎町で不法就労者らしき外人から受けたものでしたから覚悟の上なんですけれど、今回は「まさか!」という状況です。尤も、最近の子供を狙った犯罪の増加を鑑みるとむべなるかな、と。
それにしても、「プライバシー」や「肖像権」に比べて、「個人情報保護法」という言葉は、なんと無粋な響きでしょうか。


錦糸町2006/6/3
Leica M3 + Zummicron-M 50mm/F2
Fuji PRESTO400@400
(本文と写真とは関係ありません)