英雄の哲学(六) 人は、変化し続けなくてはならない

KuritaKeiichi2006-07-19

「これでいい」と思っていたものが、「いい」とは思えなくなってくる。それで、今度は「もっと、いい」ものを また探し求めなくてはならない。この繰り返しなんですよね。でも、この探し求める、ということが面白い。これが、野球を続けられるモチベーションなんですよね。(イチロー

「これが最高!」と思っていたものが、「最高」とは思えなくなってくる。それで、今度は「もっと、いい」ものを また探し求めなくてはならない。この繰り返しなんですよね。でも、この探し求める、ということが面白い。これが、写真を続けられるモチベーションなんですよね。(KuritaKeiichi)

かわいこちゃんの顔のドアップがフレームに納まっていれば幸せだった頃もありました。しかし、軽薄な動機で撮った写真は、当たり前に軽薄なので、直に飽きがきます。RFレンズの500mmで撮ったスナップがその典型です。今回の不忍池のボートの写真が、このレンズで撮った最後の写真になりました。浅草で初めて使ってからちょうど1週間でした。逆に、マニュアルフォーカスでの撮影、そして、フィルムの自家現像へと本格的にのめり込み出したのがこの日です。
手間暇かけて写真を撮っていくことの良さに気づき始めた頃でした。


不忍池 2004/9/20
Nikon FM3A + Ai 105mm/F2.5
Fuji Provia400@400

イチロー × 矢沢永吉 英雄の哲学」(ぴあ)より(終章)