脱「風景写真」宣言

有栖川記念公園

昨日の竹内敏信氏の言葉は、宮嶋康彦氏の近著『脱「風景写真」宣言』(岩波書店)の最初のページに書かれていたものでした。お作法通りの風景写真を撮ることには全然興味がない私ですが、自然を見て美しいと感じる心は持っています。でも、だからと言って、それが桜などの花を撮る理由かというと、本当にそうなのでしょうか。ストリートでヒトを撮るのと同じような問いを、風景写真を撮る行為に対しても発するべきなのでしょう。自然が美しいから、という単純な答えではすまないような気がします。


有栖川記念公園 2006/2/15
Leica M3 + Summicron-M 50mm/F2
Fuji PRESTO400@400